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実在する錬金術師の 実用的哲学 ちょっと毒入り ついでに額入り
by al-chemist
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†脈絡のない百科辞典【ラップ音】
■らっぷおん【ラップ音:rap】
“rap”は破裂音を意味する英単語
音楽ジャンルのラップと意味は同じ(食品保存用のは“wrap”で別)
※ラップだけで音の意味を含んでいるので
ほんとうは音をつける必要はないのだが
音楽のほうと区別するために
慣習的につけているのでここでもつけておく
スピリテュアリズム系とかオカルトだいすき系のサイトでは
ラップ音(またはラップ現象)というのは
(無批判に)心霊的な現象を意味すると解釈しているが
じつは これにはいろいろな種類がある
だれも(なにも)いないはずの部屋や場所から
突然 指や関節を鳴らすような
あるいは 木の棒を折るような音がする現象である
1848年に米国のインチキ霊媒師のフォックス姉妹が有名にした
姉妹は訓練の結果
膝と足首の関節をなんどでも鳴らせるようになって
列席者全員が輪状に手をつなぎあっている降霊会の場でも
いつでも自在にラップ音を演出することができた
姉妹は人気霊媒師だったのだが
1851年にバッファロー薬科大学というところが調査して暴露され
のちに姉のほうが告白手記を新聞で公表した
(ただし一年半後にこの手記の内容を否定
反心霊主義者団体から1500ドルもらって嘘手記を書いたと主張)
19世紀後半に降霊会ブームが起きると
売れない手品師たちがつぎつぎに霊媒師に転職して
ラップ音の概念は
なんだかんだいわれながらも世界中に広がっていった
日本では当初“鼓音現象”という名称で広まった
手品師たちのラップ音演出の手口は
こっそり靴を脱いで足の指で指ぱっちんをするという形
足の指まで器用な連中だったらしい
かつては幽霊・妖怪大国だったわが国に
ラップ音に関する証言記録がまったくないことも
この現象に対する概念が輸入品であることを裏づけている
(もっとも かつての日本の家屋はすべて木造であり
木造の建築物は柱のひび割れなどで頻繁に破裂音を出す
これだろうと思われていて
とくに注意はされていなかったという可能性もある)
スピリテュアリズムに傾倒しているひとだと
ラップ音というものを霊的現象だと盲信しちゃってる場合が多い
「ラップ音がしたときに、光りが関係しています。
その光りはバイブレーションを持っていました」
そのバイブレーションってのはなんじゃらほい?
波動ということばを使うこともあるけど
これがなんのことなのか
ちゃんと説明できるやつにはお目にかかったことがない
しかしながら
ラップ音という現象がたしかに存在していることも否定できない
わたし自身
音がするはずのないところで頻繁にぱしっという音がして
そのたびにびくっとしていたころがある
そのラップ音で不思議なのは
かなり大きな音なのに決して残響しないということ
音源の位置が不定なのもあやしい
天井(かなり分厚い鉄筋コンクリート製)やら
流し台下のスペースやら
電源が落ちているTVのブラウン管の中やら
はては花瓶や植木鉢の中
位置は随所に移動するのに
まったく同じ(に聞こえる)ぱしっという音がする
もうひとつ不思議なのは
ラップ音がする一瞬前に すでにびくっとしている場合があるということ
すくなくとも わたしにつきまとっていたラップ音は
わたしの意識状態と連動していたということになる
そうなると錯覚の確率が高くなるのだが
ところがどっこい
他人にもちゃんと聞こえるのである
部屋に友人をあげて
わたしが買い物に出ているあいだも
さかんにぱしぱし鳴ってたと怖がられたこともある
破裂型ではなくて
連打してくるラップ音というものにも遭遇した
伊豆山中の剣道場での中国武術関係の合宿に参加したとき
瞑想鍛錬中に板張りの壁を
(気功だね 中国の武芸の場合かならずこいつがくっつく)
鉛筆なんかでとんとん叩いているような音がする
30分ほど同じリズムでずっと鳴っていた
深夜だったので
その場ではとくに調べなかったが
音源の位置は一箇所だったので
つぎの日その壁を内外からとっくり調べてみたのだが
そんな音がしそうな原因はまったく見あたらない
午後になってまた瞑想た~いむ
参加者が道場中央に車座になって結跏趺坐や半跏趺坐
わたしは昨夜の音源の位置を背後にする位置に座った
鍛錬開始10分ぐらいでまた とんとんがはじまった
ぱっと振りむくと
なんとこんどはわたしの身体の正面位置で
とん と一回だけ鳴ってとまった
「こいつ・・・逃げるぞ」
数分後 また背後から とん がきたので振り向くと
前回と同様に逆方向から とん でとまる
5~6回同じことをくりかえして
それじゃあってんで
つぎは背後からきたら
振りむくふりだけしてふりむかないで正面の壁を見ていることにした
さておたちあい
背後で とん
フェイントだけして正面を見つづけていると
敵もさるもの こんどは左手の壁で とん
やるなあ・・・どうやっても鳴ってる瞬間の壁を見られない
またまたこちらの意識と連動してるわけで
幻聴の確率が高くなる
というわけで鍛錬終了後の食事時間に
参加者全員に あの とんとん が聞こえていたかどうか質問
すると16名の参加者中4名がやはり音を聞いていたそうだ
昨夜も鳴っていたが気がついたか? と訊くと
ひとりだけ
「だ~れが叩いてんだろうなあ? と思ってた」という証言
他のひとたちは
音がしていたかしていなかったか記憶にないとのことだった
この証言では 聞こえるひとと聞こえないひとがいるのか
単に記憶にないだけなのかわからなかった
その後も瞑想鍛錬はなんどかあったのだが
全員が音に注意をはらうようになったせいなのか
とんとん は出現しなくなった
どうもこういうふうに ラップ音というのは
(ヨーガや気功や秘密結社の鍛錬のような)
瞑想型の心身鍛錬の場や
瞑想鍛錬修行者の周囲に発生することが多い
《資料》
⇒ラップ音
この現象がどうして発生するのかは
まったく解明されていないのが現状
人体では感じられない低周波振動が
(近くの工場や工事現場などから)
建物の構造を伝わってやってきて
屋内でそういう音を発生させるという例があることは
近年の研究でわかってきている
しかし(わたしの場合もそうだが)
そういった振動源が周囲に存在していない場合
なんでああいう音がするのかはわかっていない
もちろんバイブレーションだの波動だのいってるやつのは
ただの幻聴か嘘っぱちだと思うけどね
ラップ音がわたしの周囲で頻発していたのは数年前のことで
最近はぴたっとなりを潜めていたのだが
この項を書いてたら
背後からぱしっと来たのでとびあがった
なんだよ~ ごみ箱に放りこんでおいたペットボトルが
温まって膨張して鳴っただけじゃねえか
おどかしっこなしだぜ
by
al-chemist
|
2005-02-27 20:59
|
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